女将が守る、変わらぬ迎え方
店の顔は女将の竹若美枝さんだ。山のふもとのうどん店として始まったやまりゅうを、懐石料理の専門店として長く続けてきた。創業時と変わらぬ心で、いつもあたたかく客を迎えるという言葉に、七十余年の商いの姿勢がにじむ。
昭和27年の創業以来、地域に根ざした和食と心配りで客に愛されてきた。代々受け継いできたもてなしの心を守りながら、これからも誠実に迎える構えを崩さない。取材の場でも、その飾らないもてなしぶりが印象的だった。
季節の会席で味わう近江牛と海の幸
旬の食材と天然の鮮魚を取り入れた季節の会席が、やまりゅうの中心にある。熟練の料理人が一品ずつ仕上げ、近江牛のしゃぶしゃぶやステーキも組み込まれる。法事の松会席は全9品で7,700円、竹会席は近江牛の牛蒡飯を含む全9品で5,500円と、いずれも税込で用意されている。
会席のほかにも、海鮮を盛り込んだコースやランチの御膳、鯖寿司や弁当のテイクアウトまでそろう。季節ごとにお品書きが入れ替わるため、訪れるたびに旬の顔ぶれが変わる。
幅広い利用に応える個室と設備
接待や家族の食事、慶事・法事、大人数の宴会と、やまりゅうは用途に応じて複数の個室を用意している。乳幼児連れの家族には子ども用の取り皿や設備をそろえ、全館バリアフリーで車椅子の人や高齢の客も使いやすい。館内は全席禁煙で、喫煙は屋外の専用スペースを利用する。会席は完全予約制、ランチのみ当日利用ができ、定休日は月曜となっている。


