24時間セルフで選べる韓国フードの宝庫
韓国から直接仕入れたアイスクリームを中心に、スナック・ドリンク・冷凍食品まで揃う無人販売所が大阪市内で複数店舗を展開している。無人のアイス屋さんでは完全セルフレジを採用しており、スタッフの目を気にすることなく冷凍ケースの中身を自分のペースで吟味できる。韓国のマーケットさながらにポップなパッケージが並ぶ光景は、買い物というより”探索”に近い感覚で楽しめる。年中無休・24時間営業のため、深夜の衝動買いにも早朝のまとめ買いにも対応する。
現金・クレジットカード・QRコード決済と支払い手段を選ばない点が、利用者の間で「財布を忘れてもスマホがあれば寄れる」と好評らしい。仕事帰りにふらっと立ち寄る常連も多く、コンビニ感覚で韓国食品を手に取れる距離感が支持されている。急な来客時に冷凍のスープや餅料理をさっと買い足す使い方をしている人もいるようで、”食のストック基地”として暮らしに組み込まれている印象を受ける。
現地トレンドを反映した品揃えの回転力
定番のバニラ系やチョコ系だけでなく、SNSで話題になった新感覚フレーバーのアイスが入荷のたびに棚へ追加される。季節ごとにラインナップを入れ替えるサイクルが早く、前回訪問時にはなかった商品と出会える確率が高い。甘辛いスナックや果実風味のエード、電子レンジで温めるだけの具材入りスープなど、アイス以外の韓国フードも幅広くカバーしている。日本国内のスーパーでは見かけない銘柄が大半を占め、パッケージのハングル文字を眺めるだけでもちょっとした旅行気分になる。
個人的には、急速冷凍で鮮度を保ったモチモチ食感の餅料理が印象的だった。湯煎するだけで本場の屋台に近い仕上がりになるのは、冷凍技術と素材選定の両面が効いているからだろう。品質管理については韓国の仕入れ先と直接やりとりし、味の再現性を確認したうえで店頭に出すフローを採っているとのことで、初めて韓国食品を試す人にもハードルは低い。
十三本店を起点に広がる大阪市内の店舗網
十三本店は阪急神戸線・十三駅から徒歩約11分の立地に構え、朝潮橋店や高井田店といった拠点が大阪市内の各エリアに点在する。どの店舗も同一の仕入れルートと商品ラインナップを共有しているため、最寄りの店舗が異なっても品質にばらつきは生じにくい。24時間営業という条件がすべての店舗に適用されており、通勤経路や生活圏に合わせて使い分ける利用者も少なくない。
口コミを見ると「近所にできたから週2で通っている」「夜勤明けに買えるのが助かる」という声が目立つ。店舗数の拡大に伴い、韓国フードへの接点そのものが増えている格好で、これまで興味はあったが買う場所がなかったという層の取り込みにつながっているようだ。各店舗とも無人運営のため店内は静かで、混雑する時間帯でも自分のペースを崩されにくい環境が保たれている。
週1時間の運営で始めるフランチャイズモデル
無人のアイス屋さんはフランチャイズオーナーの募集を行っており、店舗販売の経験がなくても参入できる仕組みを整えている。完全セルフレジの導入により、オーナーの実作業は品出しと清掃が中心で、週あたり約1時間の稼働で店舗を回せる設計になっている。副収入を目的とした個人オーナーにとって、人件費を抑えられる無人業態は資金面のリスクを下げやすい。運営方法の説明から取扱商品の提案まで、本部側が開業前後を通じてフォローする体制が組まれている。
他店での売上データや失敗事例もグループ内で共有されており、新規オーナーが同じ失敗を繰り返さないナレッジ蓄積の仕組みが回っている。開業後もベストプラクティスの情報交換が続くため、孤立した運営にはなりにくいという声が加盟者から上がっているようだ。グループ全体で売上を伸ばす方針のもと、エリアごとの需要に応じた商品構成の調整や季節商材の提案が本部から届く流れになっている。


